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徒然とつらつらと、無為かつ怠惰な生活を書き綴ります。
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「はぁっ!」

 シュランゲフォルムの特殊な攻撃範囲が生み出す鋼鉄の渦を、『魔法を
完全消滅させる』斬撃によって比喩ではなく吹き散らす。
 
「なんッ―――」「―――撃ち抜け、雷神ッ!」

 魔力によってコントロールされていた連結刃が、スプライトザンバーの
魔力消滅効果によって地に落ちる。フェイトは体の数ヶ所を連結刃に切り裂かれて
傷を負っていたが、シグナムに一瞬でも隙を作らせることが出来たのなら
この程度は安いものだ。今から魔力を通し、連結刃を戻しても―――

(防御は間に合わないはず……!)

「ジェット……ザンバーッ!」

 金色の魔力刃が瞬時に伸びていく。牙突の姿勢から放った一撃は、
それこそ雷光のようにシグナムへと襲いかかった。

「くっ―――!」

<panzer schild>

 シグナムは左手に握った鞘の前に防御障壁を作り出したが、その程度の
間に合わせ防御でどうにかなるような攻撃ではない。直撃なら勝負は
決しただろうが、シグナムならまさか倒れてはいまい。
 ……どころか、こちらも相手のことを言える状況ではない。
 ザンバーフォームはフルドライブ形態であり、その形態での魔法行使は
普段の攻撃よりも遥かに魔力を消耗する。連結刃に斬られた傷も、
思ったより深刻なダメージをフェイトの体に残していた。立っているのも
やっとの状態だが、それはシグナムも同様だと思いたい。
 
「やはり……お前は素晴らしいな、テスタロッサ」

 砂煙の奥から、本当に愉快そうな声が聞こえる。満ち足りた、好敵手への
賞賛の声。
 やはりまだ倒れていない。フェイトはザンバーを握り直した。

「まだまだあなたには及びませんが」
「お前はまだ年若い。まだ成長もするだろう。クロノ執務官やリンディ提督の
 ような良い師もいる。……出来るならば、私もその中に在りたいものだが」
「……私のような未熟者で良ければ。いずれ勝率も並んでみせます」
「ふふ……言っていろ。私も立ち止まったままではいない、と言ったはずだ」

 煙が晴れる。その向こうには、満身創痍と見えるシグナムがいた。
 甲冑はところどころ砕け、数ヶ所に浅い創傷も負っている。だというのに
瞳にはいっそう強い光が宿り、魔力を通し直したらしいレヴァンティンを
シュベルトフォルムへと戻して構えている。気力は全く衰えていない。

「お互いに」

 フェイトはカートリッジを交換しながら言った。空薬莢が六つ砂漠に落ちる。

「次の一撃が最後でしょう」

 シグナムも新しいカートリッジをスロットへ填め込んでいる。
 そしてそのままレヴァンティンを鞘に収めた。居合いの構えである。

「さて―――どうかな。私はまだやれるかもしれんぞ?」
「だったらその余裕ごと、次の一撃で終わらせてみせます」
「よくぞ言った! 来るがいいテスタロッサ―――我が剣は気概だけで
 避けられるほど甘くはない!」
「もちろん」

<Jacket Purge>

 フェイトの体を覆っていた漆黒のマントが消え去る。防御を一切考慮せず、
ただ速度のみを追求したバリアジャケットへと変質する。

<Sonic Form>

「―――私も完全に本気です」


仮面ライダーカブト

 あー、良いなぁ。凄い切なかったけど。
 鋼屋の親分が考察しているとおりだと思うわけですが、確かにクロックアップの
効果というのは演出上オイシイ。
 ただでさえ『変身』という儀式で日常から離れた存在である仮面ライダーを
更に世界の外側へと追いやる→『普通の人間』を置いてけぼりにする
方法としても有効で、しかしあくまでも子供向け番組であって難しい話じゃないんだよ的
設定=超高速戦闘を可能にするという建前を満たしてもいる。
 こんなのは普通思いつけないと思う。ましてや、今回のようにドラマの演出として
使うなんてッ。
 
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「はぁっ!」

 気合いの声と共に、ハーケンを撃ち出す。魔力刃は戦斧から射出されると、
ブーメランのように回転しつつ爆風に隠れたシグナムの背後へと飛んだ。
そのまま煙を切り裂いてシグナムを狙う。
 しかしシグナムもそれを読んでいたのか、爆煙の中から飛び上がって
金色の円環を避けた。ハーケンが砂地に突き刺さって爆発する。

「レヴァンティン!」

<Schlange Form>

「バルディッシュ!」

<Assault Form>

 魔力刃を射出したバルディッシュをアサルトフォームに変形させる。
射撃戦なら基本形であるこの形態の方が使い勝手がいい。
 上空数メートル。シグナムはレヴァンティンをシュランゲフォルムへと
変形させたようだ。長剣の時ですら厄介だったリーチが、連結刃に変形した
ことで数倍になる。
 フェイトは歯噛みした。シグナムはフェイトが中距離射撃戦に移行することをも
読み切っていたらしい。バルディッシュを射撃も可能なアサルトフォームに
変形させたそのタイミングとほぼ同時にレヴァンティンのリーチを伸ばす
行動に出た理由は、単純にこちらの戦闘ペースを読まれたからである。

(今さらだけど―――やっぱり、強い!)

<Schlange beisen>

 伸びてきた連結刃の先端を、アサルトフォーム先端の分厚い斧刃で
切り払う。
 レヴァンティンがこの形態の時は、防御能力が大幅に低下する代わりに
攻撃できない死角がほとんどなくなる。連結刃は振り回されれば全方位への
斬撃を放ち、不規則な軌道を描く刃は敵の接近を許さない。
 そして―――

「ッ!」

 切り払った連結刃はしかし、勢いを失わずにフェイトを取り囲んだ。
たちまち刃が逃げ場を埋めていく。先端は唯一の逃げ場である上空から、
フェイトの脳天を狙って一直線に伸びてきていた。
 仕方がない。多少の無茶は慣れている。

「迷ってる暇なんてない!」

<Zamber Form>

 連続してカートリッジロード。戦斧がほんの数瞬で形を変え、更には
金色の長大な魔力刃を生み出す。
 バルディッシュ・アサルトのフルドライブ形態、その名もザンバーフォームである。

「良い覚悟だ……しかしこれならば避けようもなかろう!」
「当然です。避けませんから」

 ともすれば自身の身長に匹敵するような大剣を肩に担ぎ、ただ一心に
この状況の打破のみを考える。
 フェイトの唇が言葉を紡いだ。

「疾風、迅雷―――」

<Sprite Zamber>


 
 多分あと二日は続くっぽいです。リリなの。


機神咆吼デモンベイン

 アニメ版、かなり良い出来ですな。魔法少女よろしくの変身シーンは
さすがにどうかと思ったが。
 ……とりあえずアリスンが可愛かったな(結局それか


宣伝。もしくは参加者必死だなニュース。

 『ゆうやのVRほ~むねっと』
さんの所にて、メールマガジン
『ゆーやんChanネル!』連載のリレー小説『FORCE』に天話も
お誘いいただきました。
 5/22掲載分の第64話です。私の書いたものとしては珍しく
一人称になっております。
 言うまでもないとは思いますが私以外の作家さん方の作品も楽しめますので、
参加者の一人としても一購読者としても宣伝。どうぞ購読をば。無料ですし。
 

昨日のリリなのSS

 放置プレイがお好きですかウチのお客はっ(半泣き
 カケラのリアクションもないとちょっと悲しくなりますね。いや、いきなり
リリなのとか書き出す私が悪いんですけど。
 でも覚悟はしておいて下さい。何故ならまだ続くから。




 20mほどはあっただろう間合いが四半秒と持たず消失する。互いに
距離を詰める中、先に仕掛けたのは長柄の武器を持つフェイトの方だ。
 実体化するまでに圧縮された魔力刃が横合いからシグナムを襲う。速度、
狙い、タイミング、どれをとっても一級に違いない初撃だ。だが―――

「当たらん!」
「っ」

 シグナムの動体視力と反射神経、そして経験則と技量は更にそれを超えた
域にある。まだ全速ではなかったらしい。シグナムの姿が更に速度を増して、
ハーケンセイバーが描く弧の内側へと瞬時に移動した。同時にレヴァンティンの突き。
 左胴を狙ったその突きを勢いのまま曲芸じみた動きで避け、更に
体の捻りを活かして擦れ違いざまの一撃を振り下ろす。
 シグナムは左回りに振り向いてハーケンを鞘で受け止め、それを打ち払う。
そのまま後ろに飛び退いたシグナムに向けて、フェイトは手を翳した。

「ランサーセット!」
<get set>
「プラズマランサー、ファイアッ!」

 虚空に生まれた雷電の槍は四本。砂地を踏みしめて減速を図るシグナムの
四肢を狙って放つ。このタイミングでは回避は不可能なはずである。
 
「レヴァンティン!」
<ja!>

 迫るプラズマランサーを睨み付け、レヴァンティンを鞘に収めて居合いの
体勢を取るシグナム。
 次の瞬間には、

「陣風―――!」
<stellungwinde>

 シグナムの姿が爆風に隠れる。しかし着弾の煙ではなく、ランサーが全弾
切り伏せられたために生じた煙だ。陣風―――シュテルングウィンデ、その
本来の使い方が射撃魔法の迎撃であることを、フェイトは知っている。

(……やっぱりクロスレンジは分が悪いね)
<Yes sir>

 中距離からの射撃戦。正直自信がある距離とは言い難いが、フェイトと違い
戦闘のおよそ八割が近接主体になるシグナムに対してであればどうにか
通用するだろう。どのみち、如何な距離でも苦戦するのは必至なのだ。




 続きは夜にでも。
 

マテリアルゴースト 2

 読了。ふむ。相変わらず「これ何てギャルゲ?」な内容。素晴らしい。
 
 プロローグの『手紙』を読んだ時点で今回のオチが分かってしまった私は
少数派なんでしょうか。妙な読み方してるな我ながら。
 
 ただし『霊体物質化』による奇策(一回目ね)には気付けなかった。
そう言えば、みたいな感じ。トドメを刺すときの方法には気付いたが。
 ……桃桜さんも5/26の所感で語っておられましたが、てぃんくるさんの絵は
ほんわかな状況で引き立つのであって、緊迫感のあるシーンには正直向いてない
と感じますね。純粋な男顔(蛍の顔は本編で語られているとおり、極端な女顔
なので除外)も違和感ありましたし。まあそれを補ってお釣りがくるぐらい
可愛い絵ですし難色って程ではないのですが。

 このノリだと四巻ぐらいで終わりだろうか、と思いますねぇ。
 多分次巻で鈴音の姉が登場か、帰宅部の新入生が登場か。もしくはその両方か。


式神の城Ⅱ

 何故かロジャーでワールドオーダーまで到達。何でだ。
 式神攻撃に頼れない(使いづらい)から稼ぎは出来ないが、その代わりに
安全策を執ることによってどうにかなってるのかな。
 ……しかしシン兄、正直弱いぞ。まだゆかりの方が辛かったわい。


魔法少女リリカルなのは

 
「……準備、良し、です」

 『闇の書』事件の際に目の前の彼女と相対したときと同じような、金色の
砂漠。そこにフェイトは立っていた。
 鈍色に光る鋼鉄の戦斧バルディッシュは基本形態であるアサルトフォームを
形取り、フェイトの諸手におさまって静かに昂揚している。作られた意志を
持つ彼ではあるが、その意志が好敵手を前にして高ぶっているのを、フェイトは
しっかりと感じてもいた。
 無理もあるまい。今フェイトの前に立っているその妙齢の女性は―――

「そうか。ならば始めるぞテスタロッサ。訓練とは言え―――」
「言うまでもないでしょう。シグナム」
「……失言だったな、私としたことが。お前にかける言葉ではなかった」

 フェイトの視線の先。赤紫の長い髪を風に揺らして失笑する女。
 凛々しいその女性は鞘に入った長剣を携え、鋭い闘志を微塵も消さないまま
表情を和らげて見せた。
 『闇の書』改め『夜天の魔導書』の守護騎士ヴォルケンリッター、烈火の将シグナム。
 戦闘直前とは思えない穏やかな声がフェイトの耳朶をくすぐる。

「改めて礼を言おう。我ら雲の騎士に、主はやてとの出会いをもたらしてくれた
 幸運に。騎士の誇りすらも棄てる蛮勇を止めてくれたお前たちに。そして
 ……対立からではなく純粋にお前と仕合えるという、この運命に」
「お互い様です。私も」

<Haken Form>
 
 ガシャリ、という音と共にバルディッシュのヘッドが反回転、瞬時に
金色の魔力光で編まれた刃が生じる。

「……敵としてではなくあなたと戦えることを、心の底から嬉しく思う」
「フッ……ベルカの礼儀に則り、今一度名乗ろう!」

 シグナムが長剣型のアームドデバイス・レヴァンティンを右手で抜く。

「私の名はシグナム。夜天の王・八神はやてに生涯付き従いて、その道を
 仲間たちと共に歩むと決めた―――騎士だ!」
「私はフェイト・T・ハラオウン。友人との出会いで自分を知った。過去と
 出会って決別し、私は今、ここにいる―――故郷は二世界、母は二人。
 この戦いは、自分のために。私はあなたと同じ高みに在りたい!」

<Cartridge Load!>

 ガァン―――
 弾倉が回る。主の意志を受け取って、鋼の機体が咆哮する。

「互いに全力を出し切る戦いを!!」

<Explosion!>
 
 ガシュ―――
 ボルトアクションが薬莢を排出する。長剣が火炎を鎧う。シグナムの感情どおりの、焔。

「仕る!!」
 
 その後に言葉は無い。
 咆哮と共に距離が一瞬にして詰まり、戦闘が始まる。

 片や、ミッドチルダ式魔法のエースたる金髪の少女。フェイト・T・ハラオウン。
 片や、ベルカ式魔法と史上稀なる技量を駆使する騎士。烈火の将シグナム。



 互いの決着が、ここで決まる。



 急に何書いてんだ、俺。
テスト終了。結果? 知らんよ。


買い物

 マテリアルゴースト 2    少年探偵 犬神ゲル 3
 コミック版 Fate/stay night 1     ゲーム 式神の城Ⅱ

 買った。そりゃ見つけたら即買うさ。懐寒いけど。持ち歩いてた
金額じゃ無理だったからって昼飯代まで使って。

 ……私はバカだ……私はバカだ、お人好しだ >ニーギ


式神の城Ⅱ

 相変わらずふみこたんのサテライトレーザーの単発での威力が馬鹿げている。
 しかし今回は攻撃力では金さんとかロジャーの方が勝ってるからなぁ。
うーむ使いづらいったらありゃしないね。好きだけども。

 金さん弐式の破壊力と射程が素晴らしい。思うように攻撃が出来ないのが
ちょっと辛いが、正面にまとめたときの一点集中の破壊力はアララ瞬殺だし。
つかアララどころかダンデオンすら秒殺だった。凄ぇ。

 ……他のキャラはいまいち使いづらいよな……。頼みのニーギも、
どうしても性に合わない。バリアの発生が遅いのがねぇ。
 使い易さが上昇したのはせいぜい玄乃丈さんぐらい。攻撃範囲が広がったのは
かなりありがたい。あとはボムが使いやすければ……。


涼宮ハルヒの憂鬱 第八話『孤島症候群(後編)』

 凄ぇ。何度も言うがスタッフ陣はゴッドハンド揃いだと思う。
 キョン妹の動かし方とか。コナンと逆転裁判のネタとか。朝比奈さんの扱いとか。
 そして何よりも長門の『冗談』と、キョンには妙に従順な長門。



 ―――嫁にしてやりてぇ。



 いや独り言。
  

 ところで。2ちゃんでのネタ。戦艦長門の画像が貼られているのは
ツッコミどころかな。いやどうでもいいけど。
 更にコレ関連でこんな漫画が……オチ無し。

 あー、次回は原作者書き下ろしのアニメオリジナル話とか言う噂が? 
 贅沢にも程があらァな。
  


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35
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1989/08/07
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