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徒然とつらつらと、無為かつ怠惰な生活を書き綴ります。
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昨日のリリなのSS

 放置プレイがお好きですかウチのお客はっ(半泣き
 カケラのリアクションもないとちょっと悲しくなりますね。いや、いきなり
リリなのとか書き出す私が悪いんですけど。
 でも覚悟はしておいて下さい。何故ならまだ続くから。




 20mほどはあっただろう間合いが四半秒と持たず消失する。互いに
距離を詰める中、先に仕掛けたのは長柄の武器を持つフェイトの方だ。
 実体化するまでに圧縮された魔力刃が横合いからシグナムを襲う。速度、
狙い、タイミング、どれをとっても一級に違いない初撃だ。だが―――

「当たらん!」
「っ」

 シグナムの動体視力と反射神経、そして経験則と技量は更にそれを超えた
域にある。まだ全速ではなかったらしい。シグナムの姿が更に速度を増して、
ハーケンセイバーが描く弧の内側へと瞬時に移動した。同時にレヴァンティンの突き。
 左胴を狙ったその突きを勢いのまま曲芸じみた動きで避け、更に
体の捻りを活かして擦れ違いざまの一撃を振り下ろす。
 シグナムは左回りに振り向いてハーケンを鞘で受け止め、それを打ち払う。
そのまま後ろに飛び退いたシグナムに向けて、フェイトは手を翳した。

「ランサーセット!」
<get set>
「プラズマランサー、ファイアッ!」

 虚空に生まれた雷電の槍は四本。砂地を踏みしめて減速を図るシグナムの
四肢を狙って放つ。このタイミングでは回避は不可能なはずである。
 
「レヴァンティン!」
<ja!>

 迫るプラズマランサーを睨み付け、レヴァンティンを鞘に収めて居合いの
体勢を取るシグナム。
 次の瞬間には、

「陣風―――!」
<stellungwinde>

 シグナムの姿が爆風に隠れる。しかし着弾の煙ではなく、ランサーが全弾
切り伏せられたために生じた煙だ。陣風―――シュテルングウィンデ、その
本来の使い方が射撃魔法の迎撃であることを、フェイトは知っている。

(……やっぱりクロスレンジは分が悪いね)
<Yes sir>

 中距離からの射撃戦。正直自信がある距離とは言い難いが、フェイトと違い
戦闘のおよそ八割が近接主体になるシグナムに対してであればどうにか
通用するだろう。どのみち、如何な距離でも苦戦するのは必至なのだ。




 続きは夜にでも。
 
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1989/08/07
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