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徒然とつらつらと、無為かつ怠惰な生活を書き綴ります。
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仮面ライダー電王

 ……クライマックスフォームが出てからそんな経ってねぇのに。

 新必殺技『電車斬り』に対してグゥレイトォ! に散ったモールイマジン
通称ディアッカ。
 もう一体居た? よく憶えてませんが。

 さて……
 モモタロスたちとうまく繋がれなくなったのは、単に今までの戦闘の結果
『イマジンが発生しない未来』に向かっているからなのか。
 そしてあの桜井さんは本当に『桜井侑人』の未来の姿なのか。


狼と香辛料Ⅲ

 うわぁ、すっげぇ可愛い。

 相変わらず経済でエンターテイメント。
 こう、頭使って読めるラノベって本当に貴重になったよな。

 ホロが異常なまでに可愛いのがやはり幸せです。


買い物

 機甲天使サンダルフォン 1~3巻

 結構マイナーな作品だけど、この頭の悪さはかなり好きだ。


東鳩2 SS

 何とか出来上がったというか、書いてた途中のヤツが不意の事故で
消失したので慌てて一時間で書き直したんですが。
 まあ……短くなっちゃいましたが、どぞ。






 小牧郁乃の澄んだ瞳が食卓のある一点を注視している。その
視線の先を辿って、雄二は表には出さずに首を捻った。──炭酸飲料?
 向坂家、休日の夕飯時である。食卓を囲むのは向坂姉弟の
他に貴明とこのみ、更には小牧姉妹の二人と、合計六人という
そこそこの人数だ。程よく騒がしく、また楽しい晩餐である。
 この面子がこの場、この時間に集まるのは最近ではそう
珍しくない。貴明は一人暮らし故の食生活の不摂生が為に向坂家に
食事のお呼ばれというのがざらであるし、そんな彼のために腕を
上げようと健気かつ殊勝な思いで愛佳も環に料理を習いに来る
ことが多い。このみも愛佳と似たような理由で、郁乃に至っては
単純に雄二と恋仲であるからというのが理由である。
 郁乃も料理していけばいいじゃないか、と思わないでもない
雄二であったが、彼女は先日、近年稀に見る不器用さを発揮して
『レシピどおりに作ったのに失敗』という謎の事態を引き起こした
ばかりである。酷と言えば酷な物言いだ。
 とまれ、炭酸飲料である。
 何やら賑やかに過ぎる食卓にあって、郁乃はじっとペットボトルを
睨んでいる。その視線に自らのそれを合わせるようにして、雄二はしばし
押し黙った。
 と──

「……何よ」
「いや」

 何とも低気圧気味な視線がペットボトルごしに絡み合う。恋人同士の
視線の焦点にあるものがただのジュースでなければ様になったかも
しれないが。

「……飲みてぇのか?」
「…………」

 無言。そして彼女の無言はこれ即ち肯定であると、雄二は正しく
理解している。ついでに、彼女の願いを叶えるのは自分の役割だとも。
 問題は、炭酸飲料を郁乃に飲ませても大丈夫なのか、という一点に
尽きた。
 テーブルに載っているのは、数ある炭酸飲料の中でも最もポピュラーな
類に入るであろう黒い液体──要するにコーラである。高糖分かつ
高カロリーなこの飲み物は、未成年の入院患者が医者から止められる
飲食物の筆頭だ。……何故か病院で見掛けることの多い飲み物でも
あるのだが。
 つい最近まで長期入院していた郁乃には縁遠く、またそれゆえに
興味を引かれるものでもあるだろうが──

(まさかまだドクターストップがかかってるってこたぁない……
 だろうな?)

 少しの間逡巡して。
 まあそう問題もあるまいと、雄二は郁乃のグラスにコーラを注ぎ
込んだ。硝子の中で泡が弾け、未だ炭酸が抜けていないことを飛沫が
主張する。

「……飲め」
「……いいの?」

 と、上目遣いの郁乃から何となく目を逸らして──このあたりは
まだ経験値が足りていない──雄二は少し他の連中の様子を見た。
今の雄二の行動を見ていたらしい者の中には愛佳も入っていたが、
特に何かを言ってくるでもない。ならばとりたてて大きな問題も
ないのだろう。
 雄二は正面に向き直って苦笑気味に笑うと、

「飲みたいんだろ? なら飲みゃいーんだよ。
 ……遠慮すんな。少なくともウチと、お前の姉貴に対しては」
「……」

 少し間があってから、郁乃はこちらには視線を送らずに、ぽつりと
呟いた。

「……ありがと」
「おう」

 そして──
 郁乃は意を決してグラスを一気に呷り、

「~~!?」

 盛大に噎せた。
 どっ、と食卓が俄かに喧騒の坩堝と化す。愛佳が慌てて郁乃の
背を撫で、貴明とこのみはただひたすらに慌てふためき、環は
泰然と箸を動かして、雄二はと言えば腹を抱えて笑い転げていた。
 ……炭酸の魔力は恐ろしい。
 とりあえずひとつ勉強になりつつ、郁乃は涙目になりながらも
テーブルの向こうで転げるたわけ男の脛を蹴り飛ばした。


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