徒然とつらつらと、無為かつ怠惰な生活を書き綴ります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 仮面ライダー電王 ……クライマックスフォームが出てからそんな経ってねぇのに。 新必殺技『電車斬り』に対してグゥレイトォ! に散ったモールイマジン 通称ディアッカ。 もう一体居た? よく憶えてませんが。 さて…… モモタロスたちとうまく繋がれなくなったのは、単に今までの戦闘の結果 『イマジンが発生しない未来』に向かっているからなのか。 そしてあの桜井さんは本当に『桜井侑人』の未来の姿なのか。 狼と香辛料Ⅲ うわぁ、すっげぇ可愛い。 相変わらず経済でエンターテイメント。 こう、頭使って読めるラノベって本当に貴重になったよな。 ホロが異常なまでに可愛いのがやはり幸せです。 買い物 機甲天使サンダルフォン 1~3巻 結構マイナーな作品だけど、この頭の悪さはかなり好きだ。 東鳩2 SS 何とか出来上がったというか、書いてた途中のヤツが不意の事故で 消失したので慌てて一時間で書き直したんですが。 まあ……短くなっちゃいましたが、どぞ。 小牧郁乃の澄んだ瞳が食卓のある一点を注視している。その 視線の先を辿って、雄二は表には出さずに首を捻った。──炭酸飲料? 向坂家、休日の夕飯時である。食卓を囲むのは向坂姉弟の 他に貴明とこのみ、更には小牧姉妹の二人と、合計六人という そこそこの人数だ。程よく騒がしく、また楽しい晩餐である。 この面子がこの場、この時間に集まるのは最近ではそう 珍しくない。貴明は一人暮らし故の食生活の不摂生が為に向坂家に 食事のお呼ばれというのがざらであるし、そんな彼のために腕を 上げようと健気かつ殊勝な思いで愛佳も環に料理を習いに来る ことが多い。このみも愛佳と似たような理由で、郁乃に至っては 単純に雄二と恋仲であるからというのが理由である。 郁乃も料理していけばいいじゃないか、と思わないでもない 雄二であったが、彼女は先日、近年稀に見る不器用さを発揮して 『レシピどおりに作ったのに失敗』という謎の事態を引き起こした ばかりである。酷と言えば酷な物言いだ。 とまれ、炭酸飲料である。 何やら賑やかに過ぎる食卓にあって、郁乃はじっとペットボトルを 睨んでいる。その視線に自らのそれを合わせるようにして、雄二はしばし 押し黙った。 と── 「……何よ」 「いや」 何とも低気圧気味な視線がペットボトルごしに絡み合う。恋人同士の 視線の焦点にあるものがただのジュースでなければ様になったかも しれないが。 「……飲みてぇのか?」 「…………」 無言。そして彼女の無言はこれ即ち肯定であると、雄二は正しく 理解している。ついでに、彼女の願いを叶えるのは自分の役割だとも。 問題は、炭酸飲料を郁乃に飲ませても大丈夫なのか、という一点に 尽きた。 テーブルに載っているのは、数ある炭酸飲料の中でも最もポピュラーな 類に入るであろう黒い液体──要するにコーラである。高糖分かつ 高カロリーなこの飲み物は、未成年の入院患者が医者から止められる 飲食物の筆頭だ。……何故か病院で見掛けることの多い飲み物でも あるのだが。 つい最近まで長期入院していた郁乃には縁遠く、またそれゆえに 興味を引かれるものでもあるだろうが── (まさかまだドクターストップがかかってるってこたぁない…… だろうな?) 少しの間逡巡して。 まあそう問題もあるまいと、雄二は郁乃のグラスにコーラを注ぎ 込んだ。硝子の中で泡が弾け、未だ炭酸が抜けていないことを飛沫が 主張する。 「……飲め」 「……いいの?」 と、上目遣いの郁乃から何となく目を逸らして──このあたりは まだ経験値が足りていない──雄二は少し他の連中の様子を見た。 今の雄二の行動を見ていたらしい者の中には愛佳も入っていたが、 特に何かを言ってくるでもない。ならばとりたてて大きな問題も ないのだろう。 雄二は正面に向き直って苦笑気味に笑うと、 「飲みたいんだろ? なら飲みゃいーんだよ。 ……遠慮すんな。少なくともウチと、お前の姉貴に対しては」 「……」 少し間があってから、郁乃はこちらには視線を送らずに、ぽつりと 呟いた。 「……ありがと」 「おう」 そして── 郁乃は意を決してグラスを一気に呷り、 「~~!?」 盛大に噎せた。 どっ、と食卓が俄かに喧騒の坩堝と化す。愛佳が慌てて郁乃の 背を撫で、貴明とこのみはただひたすらに慌てふためき、環は 泰然と箸を動かして、雄二はと言えば腹を抱えて笑い転げていた。 ……炭酸の魔力は恐ろしい。 とりあえずひとつ勉強になりつつ、郁乃は涙目になりながらも テーブルの向こうで転げるたわけ男の脛を蹴り飛ばした。 PR |
プロフィール
カウンター
ブログ内検索
アクセス解析
|