無茶苦茶な考察
涼宮ハルヒに関しての考察。凄ぇ無茶苦茶なコト言ってますが許せ。
ハルヒの願いである『荒唐無稽な人種の登場』。
宇宙人、未来人、超能力者は既に現れていますが、残る唯一の要素たる
『異世界人』は未だ未登場のままです。
これ以降SOS団に団員が増えるなんてことは無いだろうし、だとすれば
これ以上変態風味なプロフィールを持てる唯一の団員としてキョンの存在が
挙げられるのですが……本編中で彼は自分の役割を『SOS団唯一の良心』と
定義していますし。彼にだけは黄色い救急車のお世話になりかねない背景は
ない、……と、されています。問題はそれすらもハルヒの作り出した設定かも
しれないという点ですが。
このように彼は生粋の観測者としてSOS団にいるわけですが、むしろ
これこそが彼の立場=真っ当な一般人であるという点を危うくさせている。
何度も言うようだが涼宮ハルヒの近くにいる以上、『それ』には何らかの
役割が振られているはずで、だとすれば観測者という役割はキョン自身
分からないようにセッティングされていかねないのである。
もっと言えば、本当の意味での観測者=『涼宮ハルヒシリーズを読んでいる
私たち』は、キョンの視点を通じてあの世界に介入している、と見ることが出来る。
アルファシステム風な表現をすればOVERS寄生。
この観測者=キョンがいなければ、私たちは涼宮ハルヒという物語を
読むことが出来ない。更に言えば、コペンハーゲン解釈にのっとり
涼宮ハルヒという作品そのものが存在できなくなる。
つまりは。
キョンの視点は私たち異世界人の視線である。とか。
PR